生を全うした者

 

こんにちは!まむしです!

 

先日、祖父が亡くなりました。

92歳。皆が口をそろえて大往生だったと言います。

そしてなくなった日は祖父の誕生日でした。

身内では誕生日に合せにいったのかな?なんて会話が飛び交いました。

 

病院で亡くなり、家族は死に目に誰もあえませんでした。

認知症を発症してから4、5年程。12月の頭から経口摂取ができなくなり意識がある時間もどんどん減っていきました。皆が祖父の死を覚悟していましたが、未だに実感が湧きません。

 

通夜で納棺されるとき、冷たくなった祖父の額に触れた瞬間、涙が止まりませんでした。泣き崩れて立ち上がれなかった私をに父と母、従妹が手を添えてくれました。

 

葬式では孫代表として弔辞を読み上げました。

祖母、2人の息子、4人の孫、そのほか親戚に見守られる中この世とお別れをした祖父は幸せだったと思います。

 

私自身、身近な人が亡くなるのは初めてでした。

生きるということ。死ぬということ。目の前で人の死を見届け受け入れるというのはそう簡単にはできないということが分かりました。

 

92年、24歳の私からは想像もできない年月です。

人間はすべからく生を全うするべきである。

私はそうは思わない。生きたい人は生きればいい。死にたい人は死ねばいい。

その人の人生の在り方を決めるのはその人自身であるべきであると思います。

 

私の祖父は天命を受け入れ、92年の人生を歩むことを選んだ人でした。

 

私は自分の人生はどうでありたいのかを考えました。今ある命を大切にするのか、がむしゃらに生きて満足したら自ら命を絶ってしまうのか。どちらに転んでも死というものは生物に平等に与えられた未来であることは確かです。

 

今思うことは、私を大切に思っていくれている人のために生きたい。

他が為を思い自分の人生を捨てずに生きて行こうと思います。

 

生を全うした祖父に、献杯!!

 

ではまた!