原因と結果。男女差別は永遠になくならない。

こんにちは!まむしです!

今日も絶賛うつ病ライフをおくってます。+生理中なのでもう気分は最悪です(^^♪

 

タイトルの通り今日は男と女の話です。

 

私が受けてきた男女差別

エピソード①

幼少期から、女の子らしくしなさい。もっとおしとやかにしなさい。と母親から言われ続けてきました。きっと不満を初めて持ったのはその時です。

私には兄が一人います。兄はとても自由奔放でまさにガキ大将って感じでした。

一方私はというと、外では内気な女の子家では両親に甘えまくりの、兄とは正反対の子供でした。

小中学生の頃には兄の影響で年の割には口が達者で、学校の先生を論破してしまう生意気な子供でした。子供ですから、一番身近な兄の真似をするのは、当然と言えば当然でしょう。しかしその言葉遣いは両親からすれば好ましくないものでした。

 

「そんな言葉使っちゃいけません」母からよく言われました。

「お兄ちゃんの真似してるだけじゃん!」というと、

「あなたは女の子でしょう!」と𠮟られました。

 

子供ながらに腑に落ちない部分がありましたが、親に怒られるということは悪いことなんだ。と反抗をやめました。

男の兄はよくて女の私はダメ。教育的な観点で言えば、母親の言っていることは正しいのでしょう。しかし、その理由が、「女の子だから」というのが私はいつまでも納得できないままでした。

 

エピソード②

中学校2年生の頃、成績が伸び悩んでいた私は、親に塾に通いたいと言いました。

お金がないからダメ。一刀両断されてしまいました。

しかし兄は、私よりもずっと成績が悪く、両親にイヤイヤ塾に通わされていました。

ものすごく不満でした。私はきちんと勉強しても自分だけではなかなか成績が上がらないことに悩み、塾へ通いたいと自分から言ったのに、普段から勉強はさぼりっぱなし、遊び惚けている兄は塾へ通わせてもらっている。理解ができませんでした。

さすがに納得できないと思い、その理由を父に問いただしてみました。

 

「あいつは男だから勉強ができないと困る。お前は女の子だから今くらいでいいんだよ。」また出たよ。男だから、女だから。

 

私からすれば、全くやる気のない兄よりも、きちんと向上心を持った私にお金をかけて欲しかったのです。今でも時々思います、あの時に塾に通わせてもらえていれば、もっと良い高校にも行けて、大学にも通えたんじゃないかと。もっと違う人生があったのではないかと。女に生まれたというだけで、自分の可能性をすべて奪われた気分でした。

 

エピソード③

高校3年生。進路もそろそろ決まるころ。

私は美容師になる道を選びました。どうしても東京にでたいと思っていました。奨学金を借りて、自分で借金をしてでも、たくさん情報の集まる東京で勉強がしたいと思っていました。その旨を父に伝えると、地元でも美容師の免許はとれるし、お金がかかるから無理だと言われました。

そのころ兄は上京して私立の大学に通っていました。もちろん生活費や学費の援助は両親から受けていました。

 

兄は男だからお金をかけてもらえる、私は女だからお金をかけてもらえない。許せませんでした。

 

悔しくて悔しくてたまらなかったので、

お金は一切いらない。自分でバイトして、奨学金を借りて、自分の力だけで東京に行く。

と父に伝え、奨学金のシステム、一人暮らしでかかるお金、引っ越しの初期費用、学校の学費をすべて計算して、父にプレゼンまでしました。

そこまでしてやっと、話をまともに聞いてくれたました。父との討論ののち、最終的に父の口から出た言葉は、

 

「地元に残るなら学費は全部だしてやる。だから地元に残れ。」

 

驚愕でした。そこまでして私をこの家に縛り付けたいのかと。両親の気持ちも少しはわかります、大事に大事に育ててきた娘が突然借金を負ってでも東京に行くというのだから、心配や寂しさもあったのでしょう。

けれど私ももう子供のつもりではありませんでしたし、自分の将来にかかわる大事な進路です。しかし、自分の中で天秤にかけました。

奨学金を何百万円と借りて将来借金を返し続けて行くのと、地元に残り学費は両親に払ってもらいながら、バイトで貯めたお金で卒業してから上京するのと。天秤が傾いたのは圧倒的に後者でした。

両親がここまで私を甘やかしたのもまた、私が、女だからだと思います。

 

エピソード④

専門学校を卒業してから、私は上京しました。これでやっと両親の男女差別から解放される、そう思っていました。

 

でも現実は甘くはありませんでした。働き始めてからのほうがよっぽど、男、女を意識させられました。

 

私は、地元で美容師・理容師の免許を取得して、東京の理容室で働き始めました。理容室という場所は、完全に男社会です。わかっているつもりで入社したものの、男性の中で一切差別・区別を受けずにいることはありませんでした。

まず生理の話。

忙しい日だとなかなかトイレにも行けず、苦痛を味わいました。生理が重たい日もいつもと同じように笑顔でキビキビと働かなければなりません。生理休暇なんてものはもちろん取れません。女性が男性の中で働くということはとても大変なことでした。

次に、セクハラ

平気で私に向かって下ネタを話してくる同僚たち。女だからお客さんも喜ぶよと訳の分からないことをいってくる上司。正直、死んでしまえと思うくらい最悪な環境でした。

そして、仕事内容の区別

簡単に仕事内容の説明をすると、私が働いているのは理容室なのでメンズエステ・ネイルなどのメニューがあります。それらはアシスタントの仕事です。カット・カラー・パーマなどはスタイリストの仕事です。

入社して1年間はアシスタントだっだのですが、営業終わりに技術の練習をします。しかしそこで不満だったのが、女性はエステ・ネイルの練習を強いられ、同期の男性はカット・カラーの練習を推奨されていました。明らかにおかしい

私はスタイリストになりたくて毎日帰ってからもカットの勉強をしているのに、お店での練習は先にエステの練習をしろと強いられる。同期の男性はどんどんカットの練習をさせてもらえるのに、私はさせてもらえない。それは私が女だから

とても悔しかったです。悔しかったので、死ぬほど練習してエステ・ネイルを完璧にして、すぐにカットの練習も同時にこなしました。そして、男同期と同時にスタイリストデビューをすることをやり遂げました。性で区別されるのなら実力で見返すしかない。

しかし、デビューしてからも、女である私はエステ・ネイル等のアシスタント業務のほうが多かったです。何度悔しい思いをしてそれをバネに努力しても、結局は私は女性スタッフとしてしかみられなかった。

段々と、心が疲れて壊れていきました。

 

エピソード⑤

そのころ、同時デビューをした男同期と一緒に、新店舗にオープニングスタッフとして配属されました。たった3人のお店。上司は2つ上のフランクな先輩のみ。

若手を活躍させるための場をつくってくれました。私にとって最大のチャンスでした。今までライバル視してきた男同期との同時配属。実力を見せつけるには今しかないと思いました。

お客のさんの入りはそこそこ。出したばかりの店舗なのでそもそも入りは少ない。その中でも、私は新規指名客(初めてだけど指名で予約したくれたお客さん)が男同期よりも多かったです。

それが悔しくて言ったのか冗談で言ったのかは分かりませんが、

男同期、PCを見ながら渾身の一言。

 

「まむし~(本名は隠す)、またエロじじいの予約が入ったよ~(笑)」

 

 

 

 

 

は??????????????

 

 

何言ってんのこいつ。私が女だからって、私を指名してくれたお客様は全員エロじじいなわけ????

追い打ちをかけるようにもう一言。

 

「女はいいよな~簡単に指名がついて~」

 

ハラワタが煮えくり返るほどに怒りを覚えました。私にお客さんがついてくれたのは、私が一生懸命努力した結果だと思っています。

こいつは私が全く練習もしないでお客さんをつけられたと思っているのか?お前がエステもネイルも全く練習していないのは知っている。スタイリストデビューしてから調子に乗ってカットの練習をしていないのも知っている。

そんな私からしたらただの妬みや嫌味にしか聞こえませんでした。それに、それは私を信頼して来てくれているお客さんを侮辱する言葉でもありました。

その瞬間、張り詰めていた緊張の糸がプツンと切れた音がした気がしました。

 

もう、イヤだ。

 

女だからって理由で侮辱されるのも、バカにされるのも、女として消費されるのも、全部全部イヤだ。そう思いました。男女差別はどこまで行ってもなくならない

 

 

原因と結果

私がここまで男・女に敏感なのは幼少期の洗脳ともいえる、女だからこうしなきゃいけない、女だから男よりも劣っていてもいい。という固定観念の植え付けが原因でしょう。

そういった固定観念を持ったまま社会に出ると、必ず苦しむ結果になると思います。

それは、向上心が強い女性なら特に、顕著に現れるでしょう。

 

私はこう結論付けました。女性が活躍するには絶対にぶつかる性別の壁があります。

その壁をぶっ壊してやる、と思えるくらいの決意と強いメンタルが必要です。男性とはそもそものスタートラインが違うのです。こんな社会間違っている、と思います。しかし、それは日本の文化だと考える人も世の中にはたくさんいるでしょう。

でも私はそうは思いません。男に生まれていれば感じなかったであろう苦しみを身をもって体験してきたからです。

 

男だから、女だから。

 

そんな言葉この世から消え去ればいい。

性別の壁との戦いは、これからも続いていくのでしょう。